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2020年01月03日
期待大!2年目の成長
中日が負けた理由が見つからない
優勝、Aクラスに必要な3人の成長
《1/2(木) 11:31配信 Number Web》

「勝たせてあげられなかった」と自らの責任を認めた与田監督。
2019年の反省を来季に生かしてほしい。
photograph by Kyodo News
2019年の反省を来季に生かしてほしい。
photograph by Kyodo News
ひと言で表現すれば、負けた理由が見つからない。
2019年シーズンのドラゴンズは5位に終わり、7年連続Bクラスとなった。しかし、チーム打率は.263でリーグ1位。打撃陣だけでなく、投手力もチーム防御率3.72はリーグ3位ながら、544失点はリーグ最少だった。失点が最少で防御率が3位なのは、非常に優れた守備力があったからだ。
チーム45失策は2004年の記録に並ぶリーグ記録。守備率.992はリーグ記録を塗り替えた。つまり、チーム防御率の順位は守備のミスによる失点(非自責点)が少なかったことを表しており、攻・守・投に高い能力を示したのである。
就任1年目だった与田剛監督は「勝たせてあげられなかった」とベンチワークの非を認めていた。ヒットを打つ、しっかり守る、失点を防ぐという野球の3大要素を選手たちは実践していたのだから、あながち選手をかばうためだけの発言ではなく、的を射ている可能性がある。
求められるベンチの手腕
まず「ヒットが得点に結びついていない」という問題点。チーム総得点563は、リーグ5位だった。理由として本塁打(90)、四球(349)がリーグ最少だったことが考えられるが、作戦、用兵でもう少し補えたのではないか。それでも得失点差がプラスなのは、セ・リーグでは優勝した巨人(プラス90)と中日(プラス19)だけ。本塁打が少なくても、試合の運び方に工夫があればAクラスは入って当然であった。
致命傷となったのは「投手戦の弱さ」である。投手が3失点以内に抑えたのに負けた試合が24もある一方で、打線が3得点以内で勝ったのは18試合(引き分けが2)しかない。広いナゴヤドームをホームグラウンドとし、2019シーズンはマウンドも投手が好むメジャー仕様に変更した。伝統的に投手力を前面に押し立てて戦ってきたチームカラーを思えば、少なくともこの勝敗は逆でなければいけないだろう。ロースコアの試合をものにできるかどうかは、ベンチの手腕によるところが大きい。
「勝たせてあげられなかった」ことを来季に生かしてもらいたい。
一軍の壁も味わった根尾
かつての黄金期は今や昔。12球団で最も「CSから遠ざかっている球団」になってしまった。しかし、各部門の数値が優れているということは、もちろん暗闇を照らす出口の光に違いない。たどっていけば、必ず脱出できる。その光を広げるための投打のキーマンをあげたい。
まずは根尾昂である。’19シーズンはウエスタン・リーグでは最多の444打席を与えられ、打率はブービーの.210。2本塁打、33打点で、127三振、遊撃手としての24失策もリーグ最多だった。一軍にはシーズン終盤に昇格し、甲子園での阪神戦で2打席立った。ピアース・ジョンソンと対戦したデビュー戦ではストライクを2球見逃し、3球目のカーブでハーフスイングを取られ、三振。左投手の岩崎優と対戦した2打席目は、7球中6球をスライダーで攻められ、なんとか3球ファウルするのが精一杯で、やはり空振り三振に倒れた。
前に飛ばすことなく一軍の壁を思い知らされたが、シーズン終了後には外野守備に挑戦し、出場への可能性を広げつつある。派遣された「アジアウインターベースボールリーグ」では、打率・259、4打点。風の強い屋外球場でフライを追う経験を積めた。
「このオフの過ごし方が大切だと思っています。開幕だけではなく、シーズンを通して自分の思ったとおりに進めるよう、しっかり準備したいです」
オフは先輩平田とトレーニング
福井県のバット工場にも足を運び、30グラムのサイズアップを決断した。遊撃にはリーグでも指折りの守備力を誇る京田陽太がおり、普通に考えれば根尾のつけいるすきはない。外野も'19シーズン最多安打の大島洋平や大阪桐蔭の先輩・平田良介ら実力者がひしめく。根尾が「大切」と言ったこのオフは、その平田に誘われてロサンゼルスでトレーニングすることが決まっている。
内野にせよ外野にせよ、根尾には打力の飛躍的な向上が求められているが、数値はリーグ屈指ながら勝ちきれないチームが、状況を打ち破るとしたら超新星が誕生したときではないか。期待を込めて打のキーマンに推したい。
梅津にはエース級の働きを
投のキーマンは梅津晃大だ。右肩不安のためデビューは8月までずれ込んだが、初登板初勝利から3連勝を含む4勝1敗でシーズンを終えた。ポテンシャルの高さは疑う余地がなく、シーズンフル回転さえできればエース級の働きが望める。大野雄大、柳裕也との先発3本柱もよし、クローザーの適性もあり、将来的には球界を代表する投手になることも夢ではない。
自らも経験を積んだ与田監督を含め、根尾、梅津も2年目を迎える。この3人の「成長」が、8年ぶりのAクラスとその先にある9年ぶりのリーグ制覇へのポイントである。
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Posted by ドラドラしゃっちー at 06:00│Comments(0)
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