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2023年11月07日

観客動員「大入り」の理由

2年連続最下位中日の観客動員は
なぜ「大入り」だったのか?
本拠地関係者も驚き、ファンの声は…
《10/30(月) 11:03配信 時事通信》

観客動員「大入り」の理由
ヒーローインタビュー後、笑顔で撮影に応じる
中日の柳裕也、石川昂弥、宇佐見真吾、岡林勇希
=8月13日、バンテリンドームナゴヤ

 プロ野球中日は今季、56勝82敗5分けの成績で、球団史上初めて2年連続で最下位となった。直近10年で3位以上が一度のみと低迷が続く一方、今季は客入りの良さが際立った。主催72試合の観客動員数は4年ぶりに200万人を超え、218万3950人。この10年で2番目に多く、リーグ連覇した2010、11年に匹敵する数字だ。今季の12球団でも5番目に多い。負けが込んでも観客が集まった理由を探った。(時事通信名古屋支社編集部 浅野光青)

 9月10日にBクラスが確定した後も、本拠地では7試合中6試合で3万6000人超えの「満員御礼」となった。シーズン終了間際のある日、本拠地バンテリンドームナゴヤの関係者は驚きを隠さなかった。「ありがたいが、この順位でなんでこんなに来てくれるのか」


◆WBC効果、コロナ禍収束

 球団とナゴヤドーム社の分析では、大きな理由が二つある。一つは3月のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で日本が優勝し、野球に注目が集まったこと。中日から唯一、侍ジャパン入りした高橋宏斗投手が先発した日は、当日券の売れ行きが良かったという。

 次に挙げられるのはコロナ禍の収束。今季は声出し応援が4年ぶりに解禁され、5月には感染症法上の位置付けが「5類」に移行した。ファンクラブ会員への調査では、60歳前後の入場者がコロナ禍前から約1.6倍に増加。中日の壁谷浩和常務取締役事業本部長は「管理職が多い年代。コロナに気を付けなさいと(上から)言われていた方が増えたのでは」と分析。ドーム関係者も「今まで自粛していた人たちがリアルを求めていらっしゃったのが大きいのかな」と話す。

 これらの要因は他球団にも影響を与えているとみられ、12球団合計で昨年から約400万人も観客動員が増えている。


◆若手起用が奏功

 立浪和義監督が若手を多く起用したことが一因という声もあった。大砲候補の石川昂弥内野手(22)は自己最多の121試合に出場し、岡林勇希外野手(21)は自身初のフルイニング出場を果たして自己最多の163安打を放った。現役ドラフトで今季加入した細川成也外野手(25)は、ともにチームトップの24本塁打、78打点をマーク。他にも土田龍空内野手(20)や、村松開人(22)と福永裕基(27)の両新人内野手がいずれも100試合前後に出場。投手陣も、先発ローテーションを守った高橋宏(21)を筆頭に、救援陣の藤嶋健人(25)、清水達也(23)、ルーキーの松山晋也(23)ら若手投手が活躍した。

 40年来のファンという岐阜県多治見市の会社員、後藤隆さん(51)は「今年も貧打だけど、ここまで若手が躍動するシーズンは過去になかった。いいのか悪いのか、立浪監督が若い選手を使うと言って、若い選手を見に来ている人が多いということはあると思う」と語る。今季は外野席で20試合以上観戦。客席では若手を応援する女性ファンが増えている印象があるといい、「カープ女子の最初の頃のような傾向がある」と以前との客層の違いを感じている。


◆「地元選手」目当ても

 東海地方にゆかりのある選手をドラフトで多く獲得してきたことも大きい。石川昂と高橋宏は愛知県出身、岡林は三重県出身。ファンクラブ会員への調査では、10代後半から20代の来場者がコロナ禍以前と比べ1.5倍ほどに増えており、壁谷事業本部長は「地元出身の同世代の活躍は観戦の大きな動機となったと思う」とみている。

 一方で若手起用の弊害からか、今季は失策数がリーグで最も多く、走塁ミスも目立った。チーム打撃成績も軒並みリーグワースト。本拠地では7年ぶりに負け越した。これほどの「惨敗」だったシーズン。ファンどんな思いで球場へ足を運んだのか。


◆ファン「どれだけ弱くても応援する」

 ビジターも含め今季25試合を観戦したという愛知県内の男性会社員(33)は、熱っぽく語った。「どれだけ弱くても地元の名古屋にある以上はドラゴンズを応援したいという気持ちだけ。落合政権も見ていたので歯がゆさはやっぱりあるが、過去を振り返ってもしょうがない。今を見届けるしかない」。SNSなどでは球団や監督への厳しい意見が挙がっているが、「ドラゴンズファンになったきっかけは立浪監督で、小さい頃からのヒーロー。今いろいろと言われているけれど、(最下位という)結果が出ている以上はしょうがない。いつか、頑張ってほしい」とエールを送っていた。

 石川昂のファンだという愛知県常滑市の自営業、渡辺峰年さん(33)は「本当は勝ち試合を見たいけど、我慢。ずっと期待している」。来年も変わらず、球場で応援するという。

 立浪監督は今季最終戦でのセレモニーで、「この成績にも関わらず、たくさん球場に足を運んでいただいた。若い選手への期待、中日に対する熱い思いと受け止めている。来年、生まれ変わったドラゴンズを皆さんにお見せできるよう、秋から全力で頑張って参ります」と険しい表情で誓った。ドームの関係者も「本当にここに甘んじて勘違いするといけない」と気を引き締め、より魅力的な球場をつくる意向を示した。






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タグ :ドラ2023
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Posted by ドラドラしゃっちー at 07:07│Comments(0)ドラゴンズ
 
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