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2023年12月17日

神は愛です

《福音 みことば》

→→→『聖書と福音』#1235

神は愛です


↓ YouTube より↓
#1235 神は愛です
   (高原剛一郎)




ごきげんいかがですか。高原剛一郎です。

さて、私の友人に画家を目指していた人がいました。最終的にはその道に進まなかったんですが、彼が進路に迷っていた高校生の頃、作品を見せてくれたんです。それは私の住んでるすぐ近くにある駒川商店街の油絵でした。一目見てびっくりしたんですね。なんともおしゃれな商店街に描かれてたんです。いつも行き来する商店街が絵描きさんの目にはこんな風に映っているのか、と感心しました。そして思ったのです。新しい発見とは、新しいものとの出会いというより、新しい目で見直すことにあるのではないか。

さて、聖書によると、私たちを造られた神はいつでもどこでも、あなたのすぐそばにおられる方です。世界のどこにおいても同時に存在することができる大きな大きな神さま、そしてこの神について繰り返し繰り返し証言されていることは、神は愛だ、ということなのです。
聖書にこのように書いてあります。

「愛のない者は神を知りません。神は愛だからです。神はそのひとり子を世に遣わし、その方によって私たちにいのちを得させてくださいました。それによって神の愛が私たちに示されたのです。」

新約聖書は繰り返し繰り返し、神のご本質は愛なのだと強調するのです。

なぜでしょう。三つのポイントでご紹介しましょう。


神は良い方

第一に、神が愛であるように見えないことが、この世では時に起こるからです。

生きてると、ひどいことを見たり聞いたり、またわが身に降りかかったりすることがありますね。今もウクライナで戦争があったり、イスラエルでテロをきっかけに多くの血が流されています。また個人の人生においても、あってはならないことがあり得る。それがこの世界です。これをどう考えたらいいんでしょう。人生の出来事と神はイコールではないという事実を理解することです。

人生でひどい目に遭うと、神がひどい目に遭わせたかのように解釈しやすいんですね。しかし、ひどい犯罪や悪と神はなんの関係もありません。なぜなら神は良い方で、良い方からは良いものしか出ないからです。

すでに亡くなられたアメリカの伝説的テニスプレイヤーに、アーサー・アッシュという人がいらっしゃいました。彼は黒人選手として初めて全米オープンとウインブルドンでも優勝した人なんですね。しかし人間として一番脂ののった時、彼は輸血が原因でHIVウイルスに感染し、そうしてエイズを発症してしまうのです。

ある時意地の悪いスポーツ記者が質問するんです。「どうしてあなたのような立派な生き方をしている人が、こんなひどい目に遭うんでしょう。神はひどいと思いませんか」それに対してアーサー・アッシュは言いました。「もし私がエイズに罹ったことについて、なぜなんだと神に詰問する資格があるというなら、私にも別の質問に答える義務が生じると思います。どうしてスラム街で生活していた時、私の才能を見出してテニス界に引っ張ってくれた人と出会うことができたんだろう。どうして最高のコーチと出会うことができたんだろう。どうして最高の友人と出会うことができたんだろう。どうして最高の女性である妻と結婚できて、素晴らしい子どもたちに恵まれたんだろう。

いくつかの残念だったことだけを取り上げて、神を残酷な方だと決めつけるのは、アンフェアです。なんにもなかった私にこんなにもたくさんの恵みが与えられたのは、一体なぜなのかと考えなければならないと思いますよ。私は他の人の人生と比べるつもりはありません。私は私の人生を生きるのです」

彼は人生の悪い出来事と、神をイコールで結びつけるようなことはしませんでした。それは賢明なことです。神は良い方であるからです。


あなたの人生に土台を据える神の愛

第二に、神は愛だと知るということは、人生を肯定的に生きるための土台となるからです。

ハリウッドスターの大御所に、ロバート・デニーロという人がいますね。今年80歳です。しかし彼は俳優としてどんなに成功しても満たされないものがあったんです。それは彼が2歳の時に両親が離婚し、父親は家族を置いて去って行ったことです。彼のお父さんは有名な画家でした。そして離婚後もすぐ近くに住んでいたんです。なのに、ほとんど彼のところに会いに来ることがなかったのです。

彼が20歳の時、お父さんはアメリカを出てフランスのパリに移住しました。そしてデニーロが50歳の時にパリで客死するのです。なぜ父は私を置き去りにしたんだろう。なぜ私がハリウッドでこんなにも成功しても褒めてくれないんだろうか。父は私を愛していないんだろう。いや、それどころかむしろ、私のことを不愉快に思っているんじゃないだろうか。父の遺品整理のために彼はパリに行きます。

そしてその時に4冊のノートを見つけるんですね。それはお父さんの日記でした。そしてその日記の中には、デニーロの成功を誇らしく思う父親としての心情が豊かに描かれていたのです。「あぁ、彼の髪をなでてキスをして、おめでとうと言ってやりたい。でもそんなことを彼が喜ぶとはとても思えない。私はどうしたらいいんだろう」そこにはストレートに愛情表現できない不器用な父親の姿がありました。しかし、この父の本心に触れた時、ロバート・デニーロの心にみるみるうちに固いものが溶けていったのです。そして彼が70歳の時に父の生涯を映画にしたんです。名作です。それは父親への尊敬と愛の表れでした。お父さんの愛を確信した時、彼は初めて心の中の欠けていた部分が埋められていくように感じたのです。

ところで、あなたの心の空虚は何によって埋められるのでしょう。あなたを造られた本当の父との和解によって埋められるのです。なぜなら、肉親のお父さん以上にあなたの本当のルーツはあなたをお造りになった創造主なる神であるからです。ロバート・デニーロはお父さんが自分に無関心ではないかと考えていましたが、日記によってそうではないとわかりましたね。お父さんに対する新しい発見が偏見を取り除いていったのです。それと同じように、神の本心は聖書でわかるんです。そして聖書はこう言っています。

「神は愛です。」この事実こそは、あなたの人生に土台を据える第一歩となります。


神の愛の証

第三に、神が愛であることはれっきとした証拠があるということなのです。

実はロバート・デニーロのお父さんの名前はロバート・デニーロなのです。俳優のロバート・デニーロはお父さんの名前をそのままもらったんですね。すなわち彼の正式な本名はロバート・デニーロ・ジュニアだったのです。ここに父親がどんなに生まれてきた息子を愛していたのかという証拠がありますね。

神さまの私たちに対する愛の証、それもれっきとしたものが残っています。それはイエス・キリストをこの世に遣わしてくださったという事実です。キリストは神との和解の障害物となってる罪を取り除くために、その罪を背負って十字架にかかり、私たちの代わりに死んでくださいました。罪という壁は、キリストによって取り除かれたのです。神に対して死んでいた私たちの代わりに神の御子が死んでくださいました。そして私たちにいのちを与えるために、よみがえられたのです。

このキリストの十字架と復活の歴史的事実はすべて神があなたを愛して、実行してくださったことなのです。それによって神の愛がわかります。

どうぞあなたもキリストを信じて、神の愛に生かされた人生の中に入ってください。心からお勧めします。






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Posted by ドラドラしゃっちー at 07:07│Comments(0)福音 みことば(動画添付記事)
 
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