2024年07月31日
高橋宏 33イニング連続無失点!
中日・高橋宏斗、CSあきらめない!
7月防御率は驚異の「0・00」
若きエースが低迷するチームの道を切り開く
《7/31(水) 5:45配信 中日スポーツ》

先発し7イニング無失点だった高橋宏
◇30日 中日6―0ヤクルト
(バンテリンドームナゴヤ)
中日・高橋宏斗投手(21)が快投に次ぐ快投でまた竜を救った。30日のヤクルト戦(バンテリンドームナゴヤ)で7イニングを無失点に抑え、チームは6―0で快勝。連敗は5で止まり、最下位を脱出した。高橋宏は7月、4試合に投げて防御率は驚異の「0・00」。低迷するチームで、一人まばゆい希望の光を放っている。
高橋宏は何も諦めていない。「クライマックス・シリーズ(CS)、行きたいです。頑張ります」。ピュアに3位、ポストシーズン進出を念頭に、7イニングを被安打3、無失点投球で白星をゲット。7月の登板を4戦32イニング連続無失点で締めて、6月から合わせて33イニング連続無失点とした。
「あまり調子がよくない中で、何とか勝てました。本当は8回まで行きたかった。球数が増えて、7回ということになりました」。規定投球回へ1イニング足りなかったことを悔やみつつ、自己最多8勝(1敗)の喜びを素直に表現した。
右打者の外角低めへの速球の精度を探りつつイニングを重ねた。7回2死満塁で代打・青木と勝負。119球目、この日最速156キロで一ゴロに打ち取ってマウンドをブルペン陣へ託した。
諦める苦しさを知るから今がある。中京大中京2年冬、コロナ禍に襲われた。秋の神宮大会を制していたが、状況は一変した。出場が決まっていた3年春のセンバツは中止となり、夏の甲子園も行われなかった。「何だか、いろいろな連続性というか、進むと思っていた未来が切れて、ポツーン、という感情でした」と振り返る。
チームメートの未来が、モチベーションの一つとなった。「僕が頑張れば、仲間が行きたい大学へ行けるかもしれない。そのモチベーションはありました」。肩や肘の不安を吹っ切り、夏は愛知県の独自大会でチームを優勝に導いた。同学年は早大や明大、法大へと進んだ。
あれから4年。出られなかった甲子園へ後輩の出場が決まった。「テレビ中継を見ていました。すごいっすね。(監督の)高橋先生、僕も教えていただいているので感動しました。監督のこと、大好きなんで、差し入れでも何でも言われれば何でもやります」。わが事のように喜んだ。
今キラキラと輝く右腕のこれまでの道のりには、幾多の逆境、苦境があった。「僕が順風満帆?そんなわけないじゃないですか(笑)」。置かれた環境で花を咲かせた。
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【ハイライト】中日 vs.東京ヤクルト
プロ野球2024公式戦(7月30日)
(2024.7.30 公開)
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