2024年10月24日
永遠の祝福をもたらすメッセージ
《福音 みことば》
→→→『聖書と福音』#1263
↓ YouTube より↓
#1263
永遠の祝福をもたらすメッセージ
(那須清志)
ごきげんいかがですか。那須清志です。
この番組では永遠のベストセラー「聖書」を紹介しています。聖書は2000年という時を越え、世界中で多くの人たちに読まれています。多くの人が読めるということは、それぞれの国のことばに訳されているということです。
聖書は旧約聖書と新約聖書からなりますが、その両方とも訳されていることばの数が736です。新約聖書だけが訳されていることばの数が1658。さらに、新約聖書の一部だけが訳されていることばが1264あります。ということは、聖書の一部だけでも自分のことばで読める言語の数は3658となります。
現在、世界の国の数は196か国です。ことばの数に比べると少ないですね。数百人しか使っていないことばもたくさんあると言いますから、そんなことばにも聖書の少なくとも一部は訳されて読まれているのです。
この聖書に、あなたに永遠の祝福をもたらすメッセージが書かれています。今日はそれを3つのポイントでご紹介いたします。
あなたを造られた神がおられる
第一に「あなたを造られた神がおられる」ということです。
あなたは偶然にこの世に存在しているのではありません。神があなたを愛を込めて創造されました。
かつて私が小学校の教師をしていたころ、1年生の子どもが作った図工の作品を見て「かわいい猫だね」とほめました。その子は「ライオンです!」と怒っているのです。ライオンも猫科の生き物だし‥と思いつつ、ひたすら謝りました。それからはそういうときには「お、いいね。猫かな?」と聞くようにしました。だれでも作品を作るときには、意図をもって、イメージを抱きながら作るものです。描いたあとに何を描いたか決めるとか、作ったあとに使用目的を考えることは普通はないですよね。
私たちは創造主によって意図をもって造られました。それも聖書を見ると「神の形に似せて造られた」とあります。人間はこの神を見失うことによって、生きる目的を見失ったと言うのです。自分で一生懸命探すことになりました。見つけた!という人は感謝ですが、それはこの地上だけの一時的なものに過ぎないかもしれません。本来は神と親しく交わりながら自分の人生の目的を確かめ、味わい、実現していくものだったのです。
この神から離れて虚しい状態に陥っている状態のことを聖書は的をはずしている、すなわち「罪の中にいる」と表現しています。
神は救いのみわざをすでに成し遂げられた
第二に「神は救いのみわざをすでに成し遂げられた」ということです。
日本のロケット工学の父、と呼ばれる糸川英夫という方がおられました。「はやぶさ」という惑星探査機が調査した惑星の名前「イトカワ」はその人の名に由来します。糸川氏が「独創力を発揮するためには」ということでお話をされていました。独創力をつけるために「過去にどんな人がいて、何をやったかを徹底的に学習しないとだめだ」というのです。独創力というのは他の人がしていないことをする力ですが、それは他の人がしたことを無視するというのではなく、他人の業績をしっかり学び、その中でまだしていないことを見出し自分にできることを見つけることだというのです。
神はあなたを唯一無二の存在として造られました。あなたがあなたらしく生き、自分に与えられた人生を生き生き生きるためにはまず、神がしてくださったことを知ることだと聖書は語ります。根本原因となっている罪の問題を解決するために、今から2000年前、神はこの世界に救い主としてイエスを送られました。イエスは全人類の罪を背負い、私たちの刑罰を身代わりに受けてくださいました。そして三日目に死からよみがえり、復活のいのちを見せてくださったのです。この事実を聖書は確信をもって伝えています。次のように書かれています。
そこで、ペテロは口を開いてこう言った。「これで私は、はっきり分かりました。神はえこひいきをする方ではなく、どこの国の人であっても、神を恐れ、正義を行う人は、神に受け入れられます。神は、イスラエルの子らにみことばを送り、イエス・キリストによって平和の福音を宣べ伝えられました。このイエス・キリストはすべての人の主です。」
ここで言う「正義を行う」というのは「神が成し遂げてくださったイエスの救いを信じ、受け入れる」ということです。イエスを受け入れ、神との平和の関係に入ったものに、生きる意味を深く教えてくださいます。自分がこの地上に置かれている目的を、独創的な生き方を知ることになります。それはこの地上だけでなく、死の向こうにある来たるべき世界に続く、まさに永遠の祝福の始まりなのです。
救い主イエスを信頼している者同士がコミュニケーションをはかる
第三に「救い主イエスを信頼している者同士がコミュニケーションをはかる」ということです。
先ほど言った糸川氏は、独創力をつけるためには「他の人とのネットワークをしっかり築くことだ」と言っています。これも独創力ということばからはピンと来にくいことです。独創力というのは他の人と違うことをするという力ですが、他の人と交わらないということではないのです。
聖書は同じ神を信じる者たちが集まり、ともに聖書を学び、祈り、励まし合い、支え合うことを勧めています。イエスが救いを完成した2000年前から、それは「教会」という形で進められてきました。確かに教会が巨大化し、よくない政治と結びつき、人類に暗い影を落としたこともありました。しかし、それは教会が悪いのではなく、教会を悪用した名ばかりのクリスチャンの悪行の結果です。真のクリスチャンは「健全な教会の建設」に心を砕いてきました。新約聖書の「~への手紙」という書簡集には教会のあり方について多くのアドバイスが書かれています。
クリスチャンと言えども、赦された罪人に過ぎず、完全な者はいません。神の愛を教えられ、神の愛に満たされるときはじめて周りの者を愛し、仕えることができます。そのような集まりを神は願っておられるのです。
聖書の中で語られている福音、すなわち「良いお知らせ」は全世界の人に届けられています。そして今、あなたに対しても語られています。あなたを造られた創造主は、あなたがご自分の元へ帰ってくることを待っておられます。あなたがこの地上をあなたにしかできない歩みで喜びと平安のうちに歩み、地上の生涯を走り切れば、次に神の国で、よりすばらしい人生に移行します。そのための手はずはすべて整っています。神がその道を準備してくださったのです。
あなたもぜひ、救い主イエスを信頼してください。心からお勧めいたします。
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