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☆☆☆ドラドラしゃっちー☆☆☆ 《のほほ〜ん日記》 › ドラゴンズ › 立浪竜 2年間の検証&今季の光明《5》

2024年01月16日

立浪竜 2年間の検証&今季の光明《5》

立浪竜 2年間の検証&今季の光明《1》

立浪和義を“落合博満時代の名コーチ”が語る
「タツが中日ファンから嫌われているとは思わない」
助っ人がまさかの亡命も…
立浪政権を検証する
《1/12(金) 11:01配信 Number Web》

立浪竜 2年間の検証&今季の光明《5》
2023年ドラフト会議時の立浪和義監督
photograph by Hideki Sugiyama

 2年連続最下位から勝負の3年目を迎える中日・立浪和義監督。どうすれば逆風を追い風に変えられるのか――PL学園時代のエピソードやプロ野球関係者の証言、監督2年間の検証を通して、2024年シーズンの光明を見出してゆく。

〈#5「監督2年目の誤算」/全8回の5回目〉


中継ぎ助っ人が亡命…誤算の2年目

  中日ドラゴンズを率いる立浪和義にとって2年目のシーズンは開幕前から躓いた。

 2022年シーズンに45ホールドポイントを記録し、最優秀中継ぎ投手となったジャリエル・ロドリゲスがWBCにキューバ代表として出場したあと、予定された日に来日せず、米国へ亡命するというまさかの事態が起こった。

 さらには新たな助っ人にも期待を裏切られた。

 監督1年目終了後に、主力をトレード放出するなど血の入れ替えを行い、若返りを図った立浪にとって、得点力は外国人選手に頼らざるを得ない一面があるのは否めない。2023年シーズンを前に、獲得したのがドミニカ人外野手のアリスティデス・アキーノだった。

 2017年から2シーズンにわたって中日を率いた森繁和は、春季キャンプ中、立浪に2年目のシーズンの展望を訊いた。

「タツの中では、捕手の木下拓哉と、センターの岡林勇希、前年にショートのレギュラーを掴もうとした龍空というセンターラインを固めた上で、『4番レフト』の新外国人がカギを握る、という構想があった。4番が固定できれば、そのあとを打つ(ダヤン・)ビシエドも気楽に打席に入れて打線が活性化する、と。私はタツの言う通りだと思ったね。投手陣は左右の先発陣が計算できるし、リリーフ陣はキューバ人選手が逃げてしまったけど、その代わりを務められる選手はいる。ところが……」

 120万ドル(約1億7000万円)で契約したアキーノが、日本人投手の変化球に苦しんだ。

「私は以前にアキーノをドミニカで見たことがあった。当たれば確かに飛ばすけれども、当たらない確率の方が高いんだから(笑)。日本にやってきてからも、(右打者の)アキーノの場合、インコースに入ってくるような左投手のカーブ系のボールは打てるんだけど、右投手の逃げていくボールに対応できていなかった。もちろん、タツもある程度は覚悟していただろう。キャンプ、オープン戦、そして開幕と我慢して使い続ければ日本の投手にも対応できると目論んでいたはずで、オープン戦ではそれなりに打っていた。だけどオープン戦というのは基本的にルーキーや経験の浅い連中が中心に投げるからね。そりゃあ、打つよな」


助っ人の難しさ…森繁和の提案

 アキーノはわずか20試合の出場で打率.154、1本塁打、6打点という成績で帰国の途につくことになった。

「やっぱり、期待の外国人が期待通りの働きをしてくれなかった。それが2年目のタツにとって大きな誤算だった」

 つくづく、外国人選手の獲得は博打である。文字通り、「当たるも八卦当たらぬも八卦」だ。そして来日8シーズン目を迎え、外国人枠を使わなくて済むようになったビシエドも91試合に出場して6本塁打(打率.244、23打点)。期待値とはほど遠いシーズンを過ごした。

 ドミニカやキューバとのルートを持つ森は、円安を受けて高い年俸の選手には手を出さず、比較的安価な選手を複数、獲得すべきと提案する。

「外国人選手の予算を1億円ぐらいに限定して、年俸3000万円ぐらいの外国人を3人獲得するのはどうだろうか。そのうちのひとりでも活躍してくれたら大当たり。ドラフトで若い選手を獲得するように、外国人選手をファームで育成できるぐらい日本人戦力に余裕があるチームが本当に強いチームだろう。落合(博満)監督時代の中日がまさにそんなチームだったじゃないか」


中日はどんな球団?「立地・ファン」

 4球団でコーチ経験があり、監督として中日を率いた経験を持つ森は、「中日ほど恵まれた球団はない」と話す。

「まず、移動がラク。名古屋は日本の中心に位置し、レギュラーシーズン中は飛行機にはほとんど乗ることがない。練習してから移動することも可能だし、地方で試合があっても帰ろうと思ったら帰れることもある。体力的な負担が一番少ない球団です。それに、本拠地がバンテリンドームだから、雨による中止がないため、カレンダー通りにスケジュールを消化できる。これは大きなメリットです。

 加えて、ずっとドラゴンズ一筋で応援してくれる温かいファンがいる。だから弱くてもバンテリンはいつも埋まっているじゃないですか。私が率いていた頃も、ファンが生え抜きであるタツの監督就任を待望していることは伝わってきていた。タツもそれが分かっているはず。だからメディアが報じるほど、私はタツがファンから嫌われているとは思わないですよ」


嘆かれる「得点力不足」…本当の原因か?

 2022年に続き2023年も得点力不足は相変わらずで、4年連続でリーグ最少となる390得点に終わる。打率.234、71本塁打もまたセ・リーグで最下位の数字だ。

 貧打にあえいだからこそ、投手陣は優勝した阪神に次ぐ2位の防御率(3.08)ながら、柳裕也、涌井秀章、小笠原慎之介、髙橋宏斗の4人はいずれも10敗以上を喫した。

 結局、チームは2年連続で最下位に。これは球団の創設以来、初めてのことであった。2011年以来、日本シリーズからは12年遠ざかっていることになり、ここ10年で9回目のBクラスとなった。

 やはり貧打が解決しなければ勝てないのか。そんな“通説”を覆す、驚きのデータがあった――。


〈つづく〉

(「プロ野球PRESS」柳川悠二 = 文)






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Posted by ドラドラしゃっちー at 07:07│Comments(0)ドラゴンズ
 
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