☆☆☆ドラドラしゃっちー☆☆☆ 《のほほ〜ん日記》 › ドラゴンズ › 立浪竜 2年間の検証&今季の光明《7》
2024年01月18日
立浪竜 2年間の検証&今季の光明《7》
→立浪竜 2年間の検証&今季の光明《1》

2年連続最下位から勝負の3年目を迎える中日・立浪和義監督。どうすれば逆風を追い風に変えられるのか――PL学園時代のエピソードやプロ野球関係者の証言、監督2年間の検証を通して、2024年シーズンの光明を見出してゆく。
〈#7「盟友の言葉」/全8回の7回目〉
中日ドラゴンズのファンは、2009年まで22年間にわたってチームの要として活躍し、通算2480本もの安打を放ったミスタードラゴンズの監督就任を待望していた。そうした声が立浪和義に届かないはずがない。タツはずっと監督になりたかった――PL学園の同期生である野村弘樹はそう考えている。
「だからこそ、就任していろいろなことを改革しようと、タツ自身が前のめりになってしまったというのはあるのかな」
お酒は飲まず…「アセロラドリンクを」
立浪に対して豪放磊落なイメージを持つファンも多いだろう。しかし、意外なことに下戸だ。
「同期が集まると、私や片岡(篤史)はガバガバ飲むけど、タツはいっさい、アルコールを口にせず、いつもアセロラドリンクを飲んでいた。節制しているというよりは、単純に体質がアルコールを受け付けないようです。アスリートとしても飲まない方がケガをしにくいし、ケガしても回復が早い。それに酒に酔って身を持ち崩すこともない(笑)。とはいえ、監督ほどストレスの溜まる職業はない。弱音を吐くことのないあいつはいったい、どうやってストレスを発散しているんですかね」
PL学園時代、主将を務めた立浪から怒られるようなことはなかった。いつも背中で仲間にメッセージを送るタイプのリーダーだった。しかし天才肌の野球人で、口下手な男が一度だけ活を入れたことがある。
「最後の夏、大阪大会を制して甲子園出場が決まり、みんなが盛り上がっている時に、『俺らはこれからだぞ』とチームを引き締めたんです。全国にある9割9分9厘の学校は甲子園に行くことが目標だと思います。だけど、目標が甲子園の学校は優勝できない。PLは日本一が目標で、全員がその思いをひとつにできるかが大事だというタツなりのメッセージだった」
「タツは不器用だからね(笑)」
低迷する中日も最下位脱出ではなく、あくまでリーグ制覇、そして日本一を目指してこそこの暗闇から抜け出す近道だろう。
「自分に厳しく、我慢強く、完璧主義者に見えるかもしれないが、意外とグラウンドの外では大雑把なところもある。たまにジョークも言うけど、それがぜんぜん面白くないんだな(笑)。やっぱり、言葉で何かを伝えるということに関しては、下手なのかもしれないね。だからこそ、いろいろな誤解を生むし、ドラフトで指名した草加勝のことを『見ていない』と正直に言ってしまう。余計な誤解を生まないように言葉を駆使して、耳にした人が不快にならない発言を心がけなきゃならないんだけど、タツは不器用だからね(笑)」
2022年シーズンの成績は66勝75敗2分け。
チーム打率は.247(4位)、414得点(6位)、62本塁打(6位)だ。
そして2023年シーズンは56勝82敗5分け。
チーム打率が.234(6位)、390得点(6位)、71本塁打(6位)となる。
勝負の3年目…盟友のメッセージ
投手の髙橋宏斗や岡林勇希や龍空といった若手を積極的に起用し、結果(勝利)は伴わなくとも少しずつ成果は出ている。だが、京田陽太や阿部寿樹をトレードで放出したあとの2年目が、1年目より成績が下降していることもまた事実だ。結局、勝てなければ逆風が吹き荒れる――それが監督という仕事なのだろう。こうした状況に、野村は歯がゆい思いを抱えている。
「プロの世界だから当然、結果を求められるんだから、批判も受け止めないといけない。片岡をヘッドコーチにして、3年目の来季は結果……というよりもタツが取り組んで来たことの成果が出てくれたらいい。若い選手が台頭し、得点力が増して、ドラゴンズの戦い方が変わってきたぞということを示せれば、結果的に順位は上がると思う。順位予想にしても、中日に対する評論にしても、忖度だと言われてもいいから同期生として僕は一番の応援団でありたい」
来季が契約最終年とされる立浪を、新たな参謀役(一軍ヘッドコーチ)として支えるのが片岡篤史だ。1月7日にPL学園のOB会に姿を見せた片岡が、3年目の展望を明かした――。
〈つづく〉
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中日・立浪和義に抱える“歯がゆさ”
PL学園の盟友が明かす
「タツは酒席でもアセロラジュースを」
「言葉で伝えるのは苦手かも…不器用だから(笑)」
《1/16(火) 11:00配信 Number Web》

中日に加入した中田翔と立浪和義監督
photograph by JIJI PRESS
photograph by JIJI PRESS
2年連続最下位から勝負の3年目を迎える中日・立浪和義監督。どうすれば逆風を追い風に変えられるのか――PL学園時代のエピソードやプロ野球関係者の証言、監督2年間の検証を通して、2024年シーズンの光明を見出してゆく。
〈#7「盟友の言葉」/全8回の7回目〉
中日ドラゴンズのファンは、2009年まで22年間にわたってチームの要として活躍し、通算2480本もの安打を放ったミスタードラゴンズの監督就任を待望していた。そうした声が立浪和義に届かないはずがない。タツはずっと監督になりたかった――PL学園の同期生である野村弘樹はそう考えている。
「だからこそ、就任していろいろなことを改革しようと、タツ自身が前のめりになってしまったというのはあるのかな」
お酒は飲まず…「アセロラドリンクを」
立浪に対して豪放磊落なイメージを持つファンも多いだろう。しかし、意外なことに下戸だ。
「同期が集まると、私や片岡(篤史)はガバガバ飲むけど、タツはいっさい、アルコールを口にせず、いつもアセロラドリンクを飲んでいた。節制しているというよりは、単純に体質がアルコールを受け付けないようです。アスリートとしても飲まない方がケガをしにくいし、ケガしても回復が早い。それに酒に酔って身を持ち崩すこともない(笑)。とはいえ、監督ほどストレスの溜まる職業はない。弱音を吐くことのないあいつはいったい、どうやってストレスを発散しているんですかね」
PL学園時代、主将を務めた立浪から怒られるようなことはなかった。いつも背中で仲間にメッセージを送るタイプのリーダーだった。しかし天才肌の野球人で、口下手な男が一度だけ活を入れたことがある。
「最後の夏、大阪大会を制して甲子園出場が決まり、みんなが盛り上がっている時に、『俺らはこれからだぞ』とチームを引き締めたんです。全国にある9割9分9厘の学校は甲子園に行くことが目標だと思います。だけど、目標が甲子園の学校は優勝できない。PLは日本一が目標で、全員がその思いをひとつにできるかが大事だというタツなりのメッセージだった」
「タツは不器用だからね(笑)」
低迷する中日も最下位脱出ではなく、あくまでリーグ制覇、そして日本一を目指してこそこの暗闇から抜け出す近道だろう。
「自分に厳しく、我慢強く、完璧主義者に見えるかもしれないが、意外とグラウンドの外では大雑把なところもある。たまにジョークも言うけど、それがぜんぜん面白くないんだな(笑)。やっぱり、言葉で何かを伝えるということに関しては、下手なのかもしれないね。だからこそ、いろいろな誤解を生むし、ドラフトで指名した草加勝のことを『見ていない』と正直に言ってしまう。余計な誤解を生まないように言葉を駆使して、耳にした人が不快にならない発言を心がけなきゃならないんだけど、タツは不器用だからね(笑)」
2022年シーズンの成績は66勝75敗2分け。
チーム打率は.247(4位)、414得点(6位)、62本塁打(6位)だ。
そして2023年シーズンは56勝82敗5分け。
チーム打率が.234(6位)、390得点(6位)、71本塁打(6位)となる。
勝負の3年目…盟友のメッセージ
投手の髙橋宏斗や岡林勇希や龍空といった若手を積極的に起用し、結果(勝利)は伴わなくとも少しずつ成果は出ている。だが、京田陽太や阿部寿樹をトレードで放出したあとの2年目が、1年目より成績が下降していることもまた事実だ。結局、勝てなければ逆風が吹き荒れる――それが監督という仕事なのだろう。こうした状況に、野村は歯がゆい思いを抱えている。
「プロの世界だから当然、結果を求められるんだから、批判も受け止めないといけない。片岡をヘッドコーチにして、3年目の来季は結果……というよりもタツが取り組んで来たことの成果が出てくれたらいい。若い選手が台頭し、得点力が増して、ドラゴンズの戦い方が変わってきたぞということを示せれば、結果的に順位は上がると思う。順位予想にしても、中日に対する評論にしても、忖度だと言われてもいいから同期生として僕は一番の応援団でありたい」
来季が契約最終年とされる立浪を、新たな参謀役(一軍ヘッドコーチ)として支えるのが片岡篤史だ。1月7日にPL学園のOB会に姿を見せた片岡が、3年目の展望を明かした――。
〈つづく〉
(「プロ野球PRESS」柳川悠二 = 文)
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Posted by ドラドラしゃっちー at 07:07│Comments(0)
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