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2016年09月21日

検証 竜に何が…④

検証 竜に何が…④

〜検証 竜に何が…④〜
(2016.9.21 中日スポーツ)

◎選手に“見えない”先発起用◎

「コーチ陣は指揮官より年下にすべし」
これは、落合GMの監督時代からの持論。
ヤクルト・古田敦也元監督が
兼任監督を引き受けた2005年10月、
当時の落合監督は こんな発言をしていた。
「監督より年上のスタッフがいると
その人は監督を立てるだろうが、
下からのいい意見が通らなかったり、
頭を通り越したりという可能性もある。
選手はそういうのをよく見てるから。
この世界には年功序列がある。
年下がいいんじゃないかな。」

実際、自身が監督時代の
コーチ陣は年下で固めた。
しかし、GMとして主導権を握り
組閣した谷繁体制は「真逆」だった。
谷繁監督の要請で入閣したのは、
佐伯二軍監督・波留打撃コーチ
この同学年の2人のみ。
一軍コーチ陣で年下は、
上田外野守備走塁コーチだけだった。

その理由を落合GMは、
「(兼任の)2年間は
補佐するメンバーで戦う」と発言。
森ヘッドら年上のコーチ陣で固めた。
しかし その流れは、
なぜか監督専任になっても変わらない。
打撃部門に、外部から
68歳の加藤秀司コーチを招聘した。

検証 竜に何が…④

今年8月9日、
球団は谷繁監督の休養と共に
佐伯コーチの休養も発表した。
サインの伝達役として
監督の隣にいた佐伯コーチ。
「一心同体だから」と
指揮官と共に責任を負わされた。

確かに2人は“孤立”していた。
打撃部門・投手部門のトップは年長者。
先発など投手起用は森ヘッドに任せたが
打順は監督が決めていた。
特に今年は他のコーチ陣も
試合直前まで知らない状況。
その影響は選手にも及んだ。
ある先発投手が捕手について
「直前まで誰と組むかわからない」
と嘆くほどだった。
伝達系統の不備も生まれ、
谷繁監督と佐伯コーチだけで
戦っているように見えた。

谷繁監督のコミュニケーション不足を
指摘する声もあり、
確かに物足りなさはあっただろう。
ただ落合GMも なぜ持論通りに
年下のコーチ陣を組閣しなかったのか?
首脳陣に
一体感が生まれないのも当然だった。

検証 竜に何が…④







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Posted by ドラドラしゃっちー at 19:24│Comments(0)中日球団
 
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