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2016年09月26日

検証 竜に何が…⑨ 完

〜検証 竜に何が…⑨〜
(2016.9.26 中日スポーツ)

◎衝撃⁉︎
アマ選手から「中日以外11球団OK」◎

笑えない皮肉が
インターネット上で拡散していた。
「中日以外の11球団OK」
昨年のドラフト会議前、
あるアマ選手が発したとされる言葉が
一気に広まったのである。
球団関係者を悲しませる
ショッキングな出来事だった。

『25%減』
2013年オフ、流行語のように
契約更改で報じられた
減額制限いっぱいの年俸ダウンだ。
就任したばかりの
落合GMが交渉役となり
大胆なコストカットを実施。

大減俸の嵐が吹き荒れる中で
アマ球界にも衝撃を与えた事があった。
高卒1年目だった浜田達に対して
一軍登板がないという理由で
25%減を提示し、年俸は
660万円から495万円になった。

「いろんな関係者から
質問されましたね」と話すのは、
中田スカウト部長だ。
学校関係者に会うたびに
中日の契約更改が話題に。
特に ある関係者から
「一軍最低年俸の1500万円からの
25%減なら分かるんだけど…」
との質問に、返す言葉がなかったという。

高卒1年目から活躍できるほど
甘い世界ではないのに、
活躍できなければ大減俸が待つ。
中日がアマ球界から敬遠されても
不思議ではない状況だ。

『不振なら大幅減で好成績なら大幅増』
これが選手と球団の共通認識だったはず。
それも亀裂が生じた。
一昨年オフに大島が保留。
前年に25%減を受け入れ迎えたシーズン、
球団記録に並ぶ186安打、
打率.318 の好成績を残した。
しかし、提示額は前年の減額分すら
取り戻せない 7400万円。
年俸調停という徹底抗戦の構えも見せたが
提示額は変わらず3度目の交渉で陥落。
同年に平田も保留しているが、
いずれも活躍しながら昇給しない
球団への怒りをあらわにしていた。

それだけではない。
現体制になった2013年オフ、
西山球団代表は
「本俸で働いてもらうのがすべて」と
出来高契約の廃止を明言。
ただ本紙の取材では
昨年までの交渉で出来高契約を
提示された選手がいる。
それも「交渉内容を口外しない」という
念書にサインさせるほどの徹底ぶり。
浮き彫りになった球団方針の矛盾に
選手は更改後の記者会見で
口をふさがざるを得ず、
おのずと不満を鬱積させた。

現体制になってから
中田賢一と高橋聡文がFAで流出。
今オフには大島と平田が
同じ道をたどる可能性も…。
強い危機感を抱き、
ファン・選手・首脳陣・スタッフから
愛される球団を目指すべきでは
ないだろうか。

検証 竜に何が…⑨ 完







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Posted by ドラドラしゃっちー at 11:51│Comments(0)中日球団
 
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